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柔道整復師について

柔道整復師とは (1)

■柔道整復師は国家資格者

柔道整復師は、「柔道整復師法」で定められた国家資格を持つ人です。日本古来の柔道整復術を用いて、ケガや痛みなどから患者が回復に向かう手伝いをします。

治療では、症状を聞く「問診」、患部を見る「視診」、患部に触れて確認する「触診」を通して患者の状態を見極め、手技を中心とした治療を行います。

また、手技以外にも、必要に応じてテーピングや、包帯・ギプス・シーネ(副木)などを用いた施術を行います。

さらに、こういった施術の後にも、柔整マッサージや運動療法などを駆使した後療法を行い、できるだけ早く患者が治癒するようにサポートします。

このように、柔道整復師は患者に合わせた治療を適宜行いますが、柔道整復術は人の「自然治癒力」を引き出す治療法であり、投薬や手術は行いません。

■治療の対象

柔道整復師は様々な状態の患者の治療にあたりますが、保険を適用して治療できるのはケガによるものに限られます。 具体的には、骨や関節、筋や腱、靭帯などに発生する「骨折」「脱臼」「打撲」「捻挫」「挫傷」が対象で、それ以外は自費治療です。

また、上記の保険治療が可能な5つについても、柔道整復師が取り扱える範囲が下記のように異なります。

<骨折・脱臼>
最初の治療は応急になるため柔道整復師の判断で保険が適用できますが、2度目からは医師の同意が必要です

<打撲・捻挫・挫傷>
柔道整復師独自の判断で保険適用の治療が可能です。

上記以外に行う施術、および長期間にわたる痛みなど慢性的な症状に対する施術については保険適用外の自費治療となります。

■特徴は“非観血的治療”

柔道整復術の特徴の一つが、「非観血的治療」と呼ばれる独特の施術法です。

これは、患者の体に触れてケガなどの状態を調べ、治療も手・指を使って刺激を与えながら行う、というものです。

手術などを行わない(出血を伴わない)治療で患者の回復をサポートするため、「非観血的」という言葉で表現されます。

同時に、柔道整復術では薬の処方も行いません。 手技療法を中心とした施術により、人間の持つ自然治癒能力を引き出す治療を行います。

ただし、場合によっては医療機関などと連携し、東洋療法と西洋医療それぞれの長所を生かして患者に対応こともあります。 様々なアプローチの中から最善の道を探ることも仕事の一つです。

■治療以外の仕事

柔道整復師の勤務先で最も多いのは、「接骨院」「整骨院」「ほねつぎ」などと呼ばれる施術所です。

施術所での柔道整復師の仕事は患者への施術が中心ですが、それ以外にも、保険請求業務(レセプト)や、開店準備、院内の清掃などを行います。

また、治療中の患者の日常生活について、治療の進行に基づいた適切な指導管理を行い、患部に悪影響が生じないよう注意を払うことも必要とされます。

これらに加え、仕事以外でやるべきこととして、スタッフ同士の治療に関する勉強会や、個別の研究、研修への参加などが挙げられます。施術者としてのスキルを磨くために重要な部分です。

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