柔道整復師について
履歴書の書き方 (1)
履歴書は、応募スタート時から最後の採用決定までを通して使われる大切な書類です。
場合によっては履歴書の内容が結果を左右することもあるので、常識をふまえた上で、きちんとしたものを提出しましょう。
最大のポイントは「写真」
採用担当者が履歴書をチェックする上で、最初に目に入り、最も印象を残すのが貼付する写真です。
写真の印象が良くないと、選考スタートの時点から不利になってしまうこともあります。見てもらうことを意識して撮影しましょう。
撮影時の服装はスーツが基本です。髪はできるだけ自然な色で、男性はネクタイ着用、女性の場合は化粧もナチュラルメイク程度の状態がベストです。
絶対にNGなのが、スナップ写真や携帯電話・スマホで撮影したものを使うこと。必ず写真館やスタジオ、もしくは証明写真機を使って正式な写真を撮りましょう。
最近の証明写真機は性能も良く、スタジオで撮影したものと比べても遜色のない品質で撮影ができます。
ただし機械なので、顔の角度や表情などに難があったとしても指摘はしてくれません。馴染みの写真館や、腕の良いカメラマンを知っている場合は、プロに撮影してもらった方が良いでしょう。
また、客観的に見て好感が持てる写真に仕上がっているかどうかは本人には分かりづらいので、家族や友人など、第三者に写真を見せて、自分の良さが伝わるものに仕上がっているかどうかをチェックしてもらった方が無難です。
手書きでなくてもOK
昔は「履歴書は手書き」が常識でしたが、近年はPCの普及によりフォーマットに入力したものを印刷して提出する人も増えたため、そこまでこだわる必要はありません。
むしろ、手書き文字に自信のない人は、読みやすいフォーマットを使用した方が好印象の場合もあります。
ただし、きれいに仕上がっていても変換ミスなどがあれば台無しです。誤字脱字がないかの校正や、文字の配置などに異常がないかを確認し、見やすいレイアウトを心がけましょう。
出力サイズは、A4かB5が一般的です。以前は市販のものにB5が多く見られましたが、最近は両サイズとも出回っているため、面接を行う側もサイズのことをさほど気にかけてはいません。使いやすい方を選ぶと良いでしょう。
手書きの際の注意点
前述の通り、PCなどで作成したフォーマットが多くなったとはいえ、やはり手書き履歴書の方がその人の個性が伝わりやすいという点は変わりません。
手書きを選ぶ場合は、必ずしも美しい文字でなくても良いので、丁寧で読みやすい文字を書くように心がけましょう。
シャープペンシルや鉛筆での記入はNGです。ボールペンあるいは万年筆など黒インクのペンを使用しましょう。
また、できるだけ長い文字を書くのを避けたいという気持ちが働いてしまうと、せっかくの手書き履歴書の意味がなくなってしまいます。
特にやってしまいがちなのが略称の使用です。たとえば正式社名が「株式会社○○○」の場合に(株)を使用するのは避けましょう。
「高校」「柔整」「普免」も、特別な例外を除き「高等学校」「柔道整復」「普通自動車第一種運転免許」と表記しましょう。
手書きの場合もフォーマットの場合も、修正液や修正テープを使用するのはタブーとされています。些細なミスでも、新しいものを作り直すようにしましょう。
なお、手書きの場合は記入した内容を忘れてしまわないよう、必ずコピーをとっておき、面接の際にもコピーを持参するのがおすすめです。