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柔道整復師について

開業し院を経営する

柔道整復師になることの魅力のひとつに「独立開業できる」という点があります。これは柔道整復師免許を持つ人全てに与えられる資格であり、自分自身をステップアップさせていく大きな目標の一つになります。

■開業への道

独立開業すること自体は難しいことではありませんが、現在整骨院は数多く存在するため、その中で生き残っていくための知識や技術を身につけておく必要があります。

参考までに、平成28年末時点の調査では、全国の接骨院・整骨院の数は48,024ヵ所、柔道整復師は68,120人という結果でした。

平成10年の調査結果と比較すると、18年間で院の数は2倍以上、柔道整復師数は2.3倍以上にまで増えています。この傾向は今後も続く見込みです。

こういった状況をふまえて、免許を取得してすぐに開業するよりも、数年間の実務経験を身に付けてから独立開業することの方が現実的です。

また、制度も変わってきています。2018年の4月より、施術所の開院には一定の要件を満たすことが必要になります。

参考→おさらいしておこう!来年度施行予定・柔道整復師の「施術管理者の要件強化」

独立開業をするためには、しかるべきキャリアとスキルを身につけ、開業後も学び続ける姿勢を持ち、雇用しているスタッフの生活も保障するという覚悟を持つことが必要です。

■経営計画

増え続けている整骨院・接骨院の中で生き残っていくためには、経営センスが重要になります。

立地はどこにするか、院の規模はどのくらいに設定するか、何に対しどのくらい投資するべきか、それらの減価償却プランはどのように立てるか、といった経営に関することを全て考えるのは大変ですが、経営者に向いている人であればこれらのプロセスを楽しめます。

また、スタッフの雇用も、ひとつの投資です。1人前に育てるために要する労力や期間も費用に換算して考え、必要な人数やスキルを検討し、欠員が出た時などにも随時対処しなくてはいけません。

■院の広報・PR

自分の院を開院して、ただ待っていても来院者は増えません。集客努力を続ける必要があります。

院の外観デザインに始まり、チラシやWebを使った周知、媒体を使った広告戦略、口コミの活用など、随時見直しを図り、手を止めることなくPRを続けることが大切です。

また、地域へ浸透するような活動を続けることも重要です。直接の利益にはなりませんが、院の認知度と信頼を高める効果があります。

■人の管理

経営者には、スタッフの生活を保障する上で、給与を毎月きちんと支払い続けるという義務が発生します。経営がうまくいっていない時には、自分の収入を削ってでもスタッフに給与を払わなくてはいけません。

また、人は勝手に育つものではないので、後進の指導を随時行い、常に先頭に立って学び続け、それを現場スタッフにフィードバックしながら人材を育成することも、経営の要素の一つです。

もちろん、スタッフへの目配り、精神的なケアも大切です。誰もが働きやすい環境を整えることは、経営者の大切な仕事の一つとなります。

以上のようなことをきちんと行い、時流を読みながら人一倍の努力を積み重ねることで、柔道整復師としてのステップアップが果たせ、経営者としても成長でき、地域医療に貢献できる院を作ることができます。

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