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柔道整復師について

専門学校

■柔道整復師は国家資格

「柔道整復師」は、国家試験に合格し、厚生労働大臣から発行された免許を持つ人だけが有する国家資格です。この免許がないと、業として柔道整復術を行うことはできません。

国家試験を受験するためには、柔道整復師の養成施設で学ぶことが必要になります。養成施設には以下のような種類があります。

・大学(4年)
・短期大学(3年)
・専門学校(3年または4年)

短期大学・専門学校には夜間部が設置されているところもあります(※夜間学校については別項参照)。また、視覚障がいがある人を対象にした特別支援学校も存在します。

これらの養成施設は全国に100校以上があり、その中で最も数が多いのは専門学校です。

■専門学校で学ぶ内容

柔道整復師の専門学校に入学するには、高校を卒業した後に、各学校の入学試験を受験し、合格することが必要です。

最近は、学力ではなく人物像で合否を判定する「AO入試」を導入している学校も増えています。また、受験について年齢の制限はないため、社会人経験者でも入学可能です。

入学後は、基礎分野である生物学や社会学、心理学などの授業にはじまり、基礎専門分野の解剖学、生理学、整形外科学、関係法規などを学びながら知識を深めていきます。

学年が進むごとに専門分野の授業が増え、柔道整復の理論、知識、技術を身に付けつつ、臨床実習も行っていきます。

また、柔道整復術のルーツを知るために必要な、スポーツとしての「柔道」そのものも授業で学びます。

柔道整復師は国家資格であるため、学ぶ内容は国によって決められていますが、具体的な進め方やカリキュラムの詳細は学校によって異なります。

■授業以外の場

専門学校では、授業だけでなく、サークル活動や各種研修活動、学園祭やボランティア活動など、学生ならではの楽しみや学びの場も、多くの学校で用意されています。

卒業が近くなると、臨床実習を行いつつ、国家試験受験に向けての勉強も進めていきます。同時に、就職のための面接講座やマナー講座を行っている学校も多く、生徒は柔道整復師として社会に出るための準備を始めます。

さらに、3年、4年次での就職支援や、卒業後の開業支援などを行っている学校もあり、自分の希望する進路と照らし合わせて学校選びをすると卒業後の不安も軽減されます。

■今後の状況

20年前に全国14校だった柔道整復師養成施設は、前述の通り現在では100校以上までに増えています。
仕事として人気がある、という見方もできますが、卒業生が増えるということは、競争相手が増えるということでもあります。

近年は学校数も横ばい傾向にありますが、平成28年の時点で柔道整復師として就業している人の数は68,120人おり(厚生労働省統計より)、今後もこの数は増加していく見込みです。

参考までに、平成29年3月に実施された柔道整復師国家試験は、116の養成施設から6,727名が受験、合格者は4,274名という結果でした。合格率は63.5%です(新卒受験者の合格率は82.9%)。

このペースが継続すると仮定した場合、7年後には柔道整復師の数は10万人を超えます。そういった状況の中で、柔道整復師として活躍し、生き残っていくためには、学生時代から勉強を重ね、スキルを身に付ける努力を続けていくことが必要です。

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