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鍼灸師について

合格率 (1)

鍼灸師(はり師・きゅう師)の国家試験は、近年難易度が上がり続けています。 平成30年に行われた第26回国家試験は、合格率が過去実施試験の中で最も低い結果となりました。

■直近の合格率は60%前後

はり師・きゅう師国家試験の合格率は、近年の実施分では70%台で推移していましたが、平成29年2月実施の第25回国家試験では共に初めて70%台を割り込み、26回試験ではさらに低下、以下のような結果でした。

<はり師>
・受験者総数・・・4,622名
・合格者数・・・・2,667名
・合格率・・・・・57.7%

<きゅう師>
・受験者総数・・・4,555名
・合格者数・・・・2,845名
・合格率・・・・・62.5%

これらの合格率は、今までに実施されたはり師・きゅう師国家試験の中で、最も低い数字です。

平成4年度の第1回試験以来、はり師・きゅう師とも合格率は70~80%台で上下動を繰り返していましたが、直近の5年は少しずつ合格率が低下しています。

<合格率の推移>
・第21回・・・はり師:77.7%、きゅう師:79.0%
・第22回・・・はり師:77.3%、きゅう師:79.0%
・第23回・・・はり師:76.5%、きゅう師:77.1%
・第24回・・・はり師:73.4%、きゅう師:75.0%
・第25回・・・はり師:67.0%、きゅう師:67.7%
・第26回・・・はり師:57.7%、きゅう師:62.5%

5年前と比較すると、はり師は20ポイント、きゅう師は16.5ポイントと、それぞれ大幅にダウンしています。

■合格率低迷の原因は?

合格率低下の要因は様々ですが、その一つとして試験問題の難易度が上がっていることが挙げられます。

過去問題を解く際にも古い問題は現在通用しないものもあるので、傾向を分析しながら、できるだけ近い年代の問題集を使うように注意する必要があります。

他にも、鍼灸師養成施設や施術所の現場、業界団体などで、様々な憶測が流れています。

中でも目立つのが、以下のような意見です。
「鍼灸師の数が増加しているのにブレーキをかけるため」
「療養費の不正請求などが増えたことに対し施術師のレベルを引き上げるため」


これらの目的で、新規の免許取得者を調整しようとしている、というものです。 施術師の数については、以下のデータがそれを裏付けています。

≪厚生労働省の調査による就業中の鍼灸師、および鍼灸施術所の数≫
<平成18年の調査結果>
鍼灸を行う施術所・・・17,794ヵ所
鍼灸及びあん摩マッサージ指圧を行う施術所・・・34,517ヵ所
就業中のはり師・・・81,361人
就業中のきゅう師・・・79,932人

<平成28年の調査結果>
鍼灸を行う施術所・・・28,299ヵ所
鍼灸及びあん摩マッサージ指圧を行う施術所・・・37,780ヵ所
就業中のはり師・・・116,007人
就業中のきゅう師・・・114,048人

上記の比較で分かる通り、施術所の数、および有資格者数、全てにおいて10年間で相当数が増加しています。

また、不正請求対策という面については、鍼灸業界にも平成30年度から「受領委任制度」を導入するという制度改定が行われています。

これは、現在の鍼灸施術所で行われている療養費の償還払い、及び代理受領に対し、水増し請求の防止などを目的として実施されることになったものです。

厚生労働省の通達では「平成29年度中に不正対策の制度設計の内容を見極め、受領委任制度による指導監督等について検討・調整を行い、平成30年度中に受領委任制度と不正対策をあわせて実施」とされています。

上記の「不正対策」の内容としては、下記の5つが挙げられています。
 (1)患者本人による請求内容の確認
 (2)医師の同意・再同意
 (3)長期・頻回の施術等について、必要性を申請書に記載する
 (4)往療(施術料と往療料の見直し・包括化)
 (5)療養費の審査体制の強化

さらに平成30年度からは、同じ目的で、鍼灸師養成施設のカリキュラムも見直され、取得単位数が引き上げられました。

こういった施策と合わせて、国家試験のレベルも引き上げることにより、不正請求対策の一環としているのでは、という見方もされています。

いずれも推測の域を出ないため、本当の要因は不明ですが、このような社会的問題も、試験の合格率を下げている要因の一つである可能性はあります。

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